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おきなわのくらしかた

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旅仕度 その2

旅前にこれだけは!と、日にちを逆算して作ったものが。

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シュトーレン。

昨年は家のリフォームやら出産準備やらでふぅふぅしていて、
ゆっくりクリスマスを味わうことができなかったので
今年は色々と楽しみたいなぁと。
宗教的な想いはありませんが、
自分自身が子どもの頃、毎年もみの木に飾り付けをして
食卓に置いたキャンドルに火をつけて
ターキーを丸々一羽食べるような家だったので
(注:ごくごく一般的なサラリーマン家庭です!(笑))
それはそれはすごくワクワクしたものです。
そんな記憶が今でも鮮明に色濃く残っているので、
こどもたちにも楽しんでもらえたらなぁ、と。
そうでなくても、何かを信じることなんて
年を重ねるごとにどんどん希薄になってしまうから。



そんなわけで、シュトーレンも
私のなかでは幼い頃に母が焼いてくれていた想い出の一品です。

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母はこちらの本が
参考書だったようですが、
(*この本の装丁&デザインは叔父のお仕事なんです。)















私はこちらの本が先生です。

コーヒータイムのお菓子―みんなに愛されてきたクーヘンとトルテ
門倉 多仁亜
4579209826


お母さまがドイツの方ということもあって、
シュトーレン(シュトレン)のレシピも本格的!
なにせ、粉1キロ使うのです。
しかもそれでできあがるシュトーレンは2個だけ。
1つがいかに大きいかを想像するのは容易い…はずでしたが、
何も考えず作り始めた私がそれに気づいたのは
生地を捏ね始めた後でした…。
1キロ、しかもたっぷりのフィリングとバターの入った生地を
手捏ねするのは相当辛く、汗だくでゼーゼー言いながらの作業。
捏ね終えたあとはまさに“明日のジョー”状態で、
息子に「お、おかあさん、大丈夫!?」と
本気で心配される始末。(笑)

その後、生地をオーブンで温めバターをしみ込ませ…を
3回繰り返して、3日後にようやく完成!

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左端のものがレシピ通りの大きさ。
なんとこれ、抱えるくらい大きいのです。
一つ成形した段階でこれは大きすぎる…と、
残り半分は3個に分けました。
じつは、本には門倉さんのコメントでわざわざ、
「このレシピで多いときは、半量のレシピで
1本(2、3本に分けず)焼いてください」と…。
なんでも、大きく焼くことで外はさっくり、中はしっとりとなり、
それがおいしさにつながるのだそうです。
しかし大きいほうは両腕をフルに使って「よっこらしょ!」状態で
素人には成形が難しい!
シュトーレンは一説によると、誕生したキリストが
おくるみに包まれた形とも言われているようですが、
私の作ったシュトーレンはおくるみとはほど遠く、
まるで30年くらい使った布団のようです。(笑)

というわけで、
先生のアドバイスに逆らう悪い生徒になってしまいましたが…
大と小の味の違いを確かめるのもまた楽しみになりました。
食べ頃はさらに一週間後くらいから、とのこと。
日々クリスマスを楽しみに待ちながら、
薄く切って少しずつ食べるのだそうです。
だから大きくて、日持ちするようにバターもたっぷりなのですね!



キッチンにこのままゴロッと寝かせておくのもなんなので、
飾って楽しめるようにラッピングもしてみました。

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OPPシートで包んで、水縞のカラーテープで十字架風にくるり。
そして、庭のタイワンレンギョウの実を切って飾りました。
タイワンレンギョウは
沖縄では垣根なんかにも使われているとてもポピュラーな木。
紫色の花も黄橙色の実もとてもかわいくってお気に入りです。


そして、もう一つは、これまた沖縄らしく月桃の実を。

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ちょこんとしたワンポイントは、まるで昨日のアップリケのよう。
きゃ〜かわいい〜。なんて一人盛り上がったりして…
3日もかけて作ったのだから、
そりゃかわいくないはずがない!(笑)



旅から帰ってきたら、ちょうど食べ頃。
これも食いしん坊な我が家の旅支度の一つとなりました。
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by sakurafood | 2010-11-28 07:51

旅支度 その1

たった数日なのに、
家を空けるとなると大騒ぎ。



娘の長袖の服がない〜!とひとりで慌てていたら、
母が、CHECK&STRIPEの天竺生地で
娘のワンピースを3枚も作ってくれました。
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私が唯一やったことと言えば、仕上げのアップリケだけ。
これもC&Sで布を買うたびに少しずつ買い集めました。
どれをつけようか相当迷う!(この時間が至福のとき。(笑))
アイロンプリントなので、上からアイロンをかけるだけで
かんたんにつけることができます。
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まだ娘が生まれる前、
よく女の子を持つお母さんたちから
「女の子は洋服選びが楽しいよ〜」と聞いていたけれど、
今更ながら「あ、これかぁ〜♪」と実感!
これからヨチヨチと歩き出したら
なおのこと創作意欲が湧きそうです。
…ただし残念ながら針仕事が苦手な私。
作業自体はとても好きなだけに辛いところです…。



そんなわけで、3枚は旅のお供に。
夫が「ワンピースっていいよね〜」と言うのでギョッとしたら、
「だって一枚で済むんでしょ〜?僕も着たいよー」と、
旅の服選びに疲れての発言でした。


そういえば、私も今回はオールワンピース。
場所を選ばないし、着ていてラクだし、
なにより荷物がかさばらない!
優秀な旅衣装だと思います。


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       *よく見たら、トリコロールカラー。
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by sakurafood | 2010-11-27 17:53 | 我が家のこと

北谷散歩

先日、北谷に行ったついでに、周辺をぶらぶらと散歩。


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サンセットビーチに面したホテル「ザ・ビーチタワー沖縄」。
じーっと見上げていたら、
なぜか実を外したあとのトウモロコシに見えてきました。



ホテルのすぐ奥には、新しく「デポアイランド」なるエリアが。

一番最初に目に入るのは、
BOKUNEN ART MUSEUM(ボクネンアートミュージアム)」。

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建物は、AKARA(アカラ)というそうです。
丸みを帯びた赤瓦はどこか西洋風でもあり、とても不思議な感じ。


その奥には、時計台。
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時計台というだけで、
「わ〜『Back to the Future』みたい!」と言ってしまうのは
やはり世代でしょうか?(笑)

デポアイランド…ちょろちょろと歩いただけですが、うーむ。
全体的にどこも狭くてこちゃこちゃとしていて
私にはあまりよくわかりませんでした…。



ぜーぜーと逃げるようにサンセットビーチへ。

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遊歩道には“ゆうな”の花がたくさん咲いていて、

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夕刻にポトリと落ちて、真っ赤に染まって。

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まるで「私を忘れないで」と言わんばかりに。
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by sakurafood | 2010-11-22 17:26 | おでかけ

塩なしチャバッタを焼く

イバノで買ったコッパを噛みしめていたら、
無性にイタリアの塩なしパンを食べたくなりました。

若かりし頃、夫と時間(とお金!)ができてはイタリアへ。
それも行くのは毎回フィレンツェを中心としたトスカーナ州。
食事をするたびにドサッと無造作にテーブルに置かれたパンは
決まって塩の入っていない、なんとも味のないパンでした。
パーネ・トスカーノと呼ばれるそのパンに、
最初こそ「一体なんなんだ、これは!?」と衝撃を受けましたが、
時を重ねるたびにまた食べたくなる不思議。
今思うと、それは日本の米にも似た意味合いなのかもしれません。
パン単体というよりは、料理に寄り添うもの。
現に、郷土料理のパンツァネッラ(パンのサラダ)
リボリータ(パンのスープ)などは塩なしのパンだからこその料理で、
パンに水分を含ませたそれは、
言うなれば日本の雑炊にも似たやさしい味わいなのです。


そんなことをぼんやりと考えていた矢先に、
先月号の『dancyu』のパン特集「心躍るパン」
チャバッタのレシピが出ていたのを思い出しました。
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        *パン特集の雑誌はついつい買ってしまいます。

作られているのは、「ダンディゾン」シェフの木村昌之さん。
見た目がおいしそうなのはもちろんですが、
なにに惹かれたかって“まったく捏ねない”ということ。
なのにバゲットのような
パリッとしたクラストが味わえるなんて〜!

というわけで、さっそく作りました。
塩なしで!(笑)
掲載レシピはもちろん塩あり。
さらには太白胡麻油(胡麻油の記事広告ページです)使用ですが、
我が家にはないのでオリーブオイルを使用しました。

前日の夜に、粉とイーストと水、油をボウルにあわせて
冷蔵庫で一晩寝かせます。
翌朝にはプツプツふっくら!
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これを打ち粉たっぷりでまとめてまとめて。
なにせ水分の多い生地で、
あっちがベタベタ、こっちがベタベタ。
捏ねないかわりに扱いにくい〜!(笑)

ともあれ、いい香りに仕上がりました!
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チャバッタとはイタリア語で“スリッパ”の意味だそう。
私が作るとスリッパというより草履的ではありますが…。

しかしながら、一口食べてびっくり!
クラストはバリッとしているのに、クラムはとっても瑞々しい!
塩が入っていないうえにみずみずしいから、
本当にご飯を食べているような気持ちになります。
と同時に、きゅんとするほどの懐かしさが…。

その平べったいカタチはパニーニにもぴったりなので、
さっそくコッパをスライスして挟むことに。
スライスしてまた驚いた。
こんなに気泡がたっぷり!
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こうして思い出の味は、なんとか完成。
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帰宅の遅い夫にこのコッパパニーニを作り置きしておいたら、
翌朝の食卓に一枚のメモが。

「思い出して涙が出た〜」



それだけでも作った甲斐があったというものです!
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by sakurafood | 2010-11-16 16:42 | 台所にて

イバノが気になっていた

先日、車のナンバープレートを交換するために
浦添の陸運事務所に行きました。これで2回目。
午前の受付締め切り11時半ギリギリなのも、これで2回目。
学習能力がありません…。

運転する夫に「イバノのとこを右ね!」とアセアセ言いながらも
「イバノってなんだろうね?」という話に。


なにせ58号から見える大きな看板には何の情報もない。
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でも建物にはなにかすごく引き寄せられる
“老舗”のにおいがぷんぷんとしていたのです。
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じつは行くまでレストランだと思っていたら、
業務用らしき食材を売っているスーパーでした。
そんな大きなお店ではないけれど、
普通のスーパーでは扱っていないような食材がいろいろ!
また、A&Wのバンズ類を作っている
「ホンコンベーカリー」の
ゴマのついたハンバーガーバンズや
サンドイッチ食パンなんかも売っていて、
すっかりテンションが上がってしまいました。

そんなわけで、あれやこれやと買い込んでビューンと帰宅。
夕飯は、もちろん“イバノハン”。
今回いちばん大きなお買い物だった、
パルマ産コッパ(肩ロースの生ハム)。
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600gもあります。
それが賞味期限近々につきなんと半額!
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高級なプロシュット(ももの生ハム)より
脂身が多くて味わい深い。
いわゆる“噛めば噛むほど味が出る系”です。(笑)



それからモロッコ産のクスクスを購入したので、
先日の「シオレモン」を使ってサラダも。
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あ、そうそう!
レジでお会計中に「!」と気になってカゴに入れた、こちら。
「ジャーマンケーキ」
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見た目もかわいいうえに、おいしかったー!

ジャーマンケーキは、
チョコレート(ココア)系のスポンジ生地に
ココナッツフィリングがのっています。
内地では馴染みがなくって、
沖縄に来て、ジミーのそれを初めて食べて
素朴でココナッツ満載な美味しさに
すっかり虜になってしまいました。
沖縄に観光にいらっしゃる方でココナッツ好きな皆さま、
ジャーマンケーキを見かけたらぜひぜひお試しください♪


夜中、ふとイバノってなんでカンガルーのロゴなのだろう?
と気になって調べてみたら、
創業者がオーストラリアの方なのだそうです。
そしてその歴史もまた深いこと!


沖縄に住んで6年目。
また一つ沖縄の“老舗”に触れてとてもうれしい一日となりました。



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イバノ牧港店の情報は
こちら
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by sakurafood | 2010-11-12 15:53

シオレモンでモロッコ気分

一ヶ月前のとある日。
スーパーで沖縄県産のレモンを見つけて、
喜び勇んで購入しました。
国産レモンを見つけたら
ぜひ作りたい!と思っていたものがあったのです。

それが、塩レモン(プリザーブドレモン)。
私の愛読料理書のなかの一冊、
柳瀬久美子さんの『おいしい待ち時間 私の保存食』に出ていて、
興味津々でした。
だって表紙になっているくらいですもの!

おいしい待ち時間 私の保存食
柳瀬 久美子
4579210204




そんなわけで、購入の翌朝さっそく仕込み。
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秋になって、夏には入らなかった朝陽がキッチンにも。
窓から入る風も気持ちのよいこと。

柳瀬さんの本ではレモンは切り落とさずに
十字に切り込みを入れるのですが、
瓶の大きさや漬けるレモン汁の効率も考えて
私はくし切りの方法にしてしまいました。
(“プリザーブドレモン”で検索をかけると作り方もいろいろです!)
あとはレモンに塩をすり込んで、
さらに用意したレモン汁に漬けこみます。


あとはぎゅうぎゅうに詰め込んで
1ヶ月ほど置けば完成です。
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そして、ワクワクと迎えた1ヶ月後。
同じく柳瀬さんの本に出ているモロッコ料理の
「鶏肉とグリーンオリーブのタジン」を作ります。
材料には、この塩レモンをはじめ、カタカナスパイスがいっぱい!
久しぶりに買い物メモをつくったほど。(笑)

休日の夜、材料を指差し確認して調理スタート。
材料はたくさんありますが、調理法はいたってシンプル。
まずは鶏肉に塩レモン汁をもみ込んでマリネ。
塩レモン汁はとろりとしていて、
思った以上に酸っぱくなくってびっくり!
あとはタジン鍋(我が家はないので土鍋)に
次々材料を重ねてフタをしてじっくり蒸し煮にするだけ。

写真は重ねた状態。
普段はあまり使うことのない香辛料が色々かかっています。
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鶏肉は骨付きもも肉ということでしたが
適当なものが見つからなかったので、
鶏肉コーナーでちょこんと鎮座していた県産丸鶏一羽を。
一羽といっても小さめなので、6〜700円ほどでした。


途中で投入する塩レモンのスライスやオリーブ、
そしてラムレーズン(!)も用意しておきます。

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すでに部屋は異国の香りでいっぱい。
ドキドキ、わくわく。
フタをしてあとは待つだけ。


1時間後、ついに完成!
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グツグツ煮込まれて、とても魅惑的なにおい。
そして、一口食べて「?」 二口食べて「!?」
三口目にしてようやく「お、おいしいー!」となりました。
まったく味の想像ができないゆえ、
“おいしさ急便”がなかなか脳まで届かず
“疑い急便”が先に届く哀しさよ…。

レモンがとてもまろやかに香って、なんともいえない爽やかさ!
生のレモンではこの味にならない、というのが頷けます。

その後も、夫とうんうん言いながら食べ進め、
「世の中にはおいしくて知らないたべものがまだまだあるね〜」と
すっかり遠い目、旅気分。
材料を揃えるのにあーでもないこーでもないとなりましたが
モロッコに旅をしたと思えば安いものです。(笑)

ちなみに今回のお勉強…

「エシャロット」と「エシャレット」はまったくの別モノ!




塩レモン。
今回はお試しにレモン2個分しか作りませんでしたが、
これはとてもすてきな調味料。
他にも色々な料理に応用できそうなので
ぜひ次回は倍量で作って楽しみたいと思っています。
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by sakurafood | 2010-11-11 16:22 | 台所にて