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おきなわのくらしかた

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カテゴリ:台所にて( 13 )

我が家のカレー定食

月に1~2回お世話になっている
群馬の下仁田ファームさんから、
地震があった数日後に野菜が届きました。
ほうれん草にかき菜に菜花、ふきのとうなど、
どれも春を感じる野菜ばかり!
元気いっぱいの関東野菜をいつも楽しみにしているのです。

けれど、その数日後。
「かわいそうなホーレンソー」というタイトルで
ブログがアップされていました。
出荷先の道の駅からほうれん草の撤去通達が来た、とのこと。
下仁田ファームさんの野菜への愛情を常々感じている身としては
今回の原発の件をどうしても憂いてしまうし、
いわゆる“風評被害”の大きさを痛感した出来事でした。
と同時に、いただいたほうれん草を
絶対美味しくもりもり食べてやる!と、拳を握ったのでした。

そんな折、foodmoodのなかしましほさんがツイッターで、

「ほうれん草のグリーンカレー(頑張れほうれん草レシピ):ほうれん草2わはざく切り,塩少々,水100mlと鍋に入れ蓋をして弱火でくたくたに煮る。水分ごとミキサーでピュレにして、グリーンカレーペースト1/2袋~,ココミル1缶(400ml),ナンプラーor塩少々を加え一煮立ちさせて完成。」

とツイートされていて、これはまさに今作るべき料理だ!と、
さっそく台所に立ちました。

そうしたら、
これがとってもかんたんで、とってもおいしいのです!
あまりに感激してしまって、
下仁田ファームさんのほうれん草はすべてこのカレーに。
先日遊びに来てくれた友人とも一緒に食べました。
題して、カレー定食。

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ほうれん草のグリーンカレーに、タンドリーチキン。
トマトとセロリのライタ(ヨーグルトサラダ)。
そして、グリーンの上のさらに濃いグリーンのペーストは
パクチーペースト。

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バジルペーストがあるんだから、
パクチーもペーストにして保存できるのでは?という安易な発想で
一袋買うといつも大量に入っている沖縄県産パクチーを
ペーストにしてみたのです。
作り方もいたってかんたんで、
パクチーとにんにく、塩、オリーブオイルをミキサーにかけるだけ。
もっと青臭くなるかなぁと思っていたけれど、
生で食べるよりマイルド!
パクチー好きの我が家には欠かせない保存食となりました。



そして、このカレー定食にはもれなくデザートもついてきます。

「ガジャー・ハルワ」

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パキスタン風にんじんのミルク煮。
パキスタンでは伝統的なにんじんのデザートだそうです。
「ガジャルハルワ」で検索をかけるとレシピも色々出てきて、
お隣のインドでも有名なデザートのようです。
私はこちらの本でお世話になりました。


旅する料理教室 世界の料理上手から教わるとっておきレシピ
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すり下ろしたにんじんと牛乳を火にかけて
ひたすら煮詰めて炒めて…と、手順はとてもかんたんなのですが、
なにせ煮詰まるまでひたすらかき混ぜ続けなくてはならず
とても手間がかかる!
…でも、一度食べたらその手間が苦にならないくらい
とってもおいしいんです!
なんといったらよいか、
濃厚なにんじんのムースといったらいいのかなぁ…。
にんじん独特の根菜臭もなくなるからか、
こどもたちもたくさん食べてくれました。
本によると、パキスタンでは一度にたくさん作って、
食事の後に少しずついだだくものらしく、
手間を考えるとなるほど納得。
私もかならずやまた作ってしまうこと必至のデザートでした。

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たくさんの人に支えられて、
日々の食卓が豊かになっていること。
いや、違う。
たくさんの人に支えられているからこそ、
豊かにしないといけない。
消費は苦しみながらするものではない、と思うのです。
今日や明日、未来の元気のために。
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by sakurafood | 2011-04-04 08:14 | 台所にて

にんじんの甘いもの

毎年、時期が来ると楽しみにしている「津堅にんじん」。
*津堅島と津堅にんじんについては、以前の津堅島探訪記で!

今年も市場の店頭にたくさん並んでいて、
うきうきとしながら購入しました。

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こちらはちょっと小振りだったので、
そのまま蒸してお塩をパラリ。
それだけでも甘みいっぱいのにんじんです。

そして、毎年このにんじんを手にすると必ず作りたくなるのが、
キャロットケーキ。
今年は、ricoさんから教えていただいた
素敵なキャロットケーキに挑戦!
しかしながら、教えていただいたサイトのレシピは英語で、
ただでさえ英語が苦手な私はチンプンカンプン…。
それでもただただ作ってみたい一心で、お勉強。
まず、このままでは量が多すぎるから半分に。
でもアメリカのカップサイズは日本と違うから
単純に半分には割り切れないし、
そもそも粉をカップで計るという習慣もない。
はたまた、中力粉と呼ばれるものも
私の中ではあまりポピュラーではないので
強力粉と薄力粉をミックスしたり…。
などと試作を数回繰り返して、納得の完成。
そして、おいしい〜〜!


というわけで、未熟な私には残念ながら
smittenkitchenさんのキャロットケーキをそっくりそのまま!
というわけにはいかず、まったく別物かもしれませんが…
私なりにアレンジしたレシピをまとめてみました。
(甘さはしっかり甘かったので、控えめにしてみました。)


【キャロットケーキ】(マフィン型12個分)

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【材料】
☆強力粉  90g
☆薄力粉  50g
☆重曹   小さじ1
☆塩    小さじ1/2
☆シナモン 小さじ1
☆ナツメグ 小さじ1/4

砂糖    100g
サラダ油  100g
卵     2個
しょうが汁 小さじ1/2
にんじん(すりおろす)200g(約2本分)
くるみ   30g
レーズン  30g

※オーブンを180℃に予熱する。

【作り方】
1. ボウルに☆の粉類を混ぜ合わせておく。
2. 別のボウルに砂糖とサラダ油を入れて泡立て器でよく混ぜ、卵を一つずつ加えてその都度よく混ぜ、さらにしょうが汁も加えて混ぜる。
3. ヘラに持ち替えて、1.(粉類)を2.のボウルに加えてさっくり混ぜ、粉気があるうちにすりおろしたにんじんとくるみ、レーズンも入れて混ぜる。
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4. マフィン型に流し入れ、18〜20分焼く。

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<メープルクリームフロスティング>
【材料】
クリームチーズ 100g
無塩バター   20g
粉糖      50g
メープルシロップ 15g


【作り方】
1. クリームチーズとバターを室温に置いて柔らかくしておく。
2. すべてを合わせて、ハンドミキサー(もしくは泡立て器)でよく混ぜてホイップ状にする。
3. 冷めたキャロットケーキにデコレーションする。

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教えてくださったricoさん、そしてsmittenkitchenさん
ありがとうございました!!



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東北の震災があったあの日から、
命について、日々について、たくさん考えました。
そうしたら足下が見えなくなって、
ニュースをかき消すこどもたちのはしゃぎ声に苛立ったり、
自分があまりに平和な島に住んでいることが申し訳なくなったり。

でも今回のことで知ったのは、命の儚さではなく、命の尊さ。
志半ばで亡くなったたくさんの命を胸に、
一人ひとりが今この時を大切に生きないといけないと思うのです。
今の私には、幼いこどもたちを育てることで日々精一杯で、
そんな自分を正直情けなく思います。
それでも日々を恥じないように、大地を踏みしめ、
前を向いて丁寧に歩んでいきたいと思っています。

今回の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、
一日も早い復興を心から願っています。
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by sakurafood | 2011-04-03 19:47 | 台所にて

王様はだーれだ?

今日1月6日は、フランスではエピファニー(公現祭)を祝って、
ガレットデロワというお菓子を食べる風習があるそうです。
本来は宗教的意味合いがあるようですが、
一般的には新年を祝うお菓子の一つとか…。
いつも製菓材料でお世話になっているcuocaにも
ガレットデロワのことが詳しく出ていて勉強になりました。

このガレットデロワには、
フェーブという陶器製の人形(小物)が一つ忍ばせてあって、
切り分けてそれが入っていた人は王様となり、
その一年の幸せが訪れるとか。
日本でいうところの初詣のおみくじのようなものなのでしょうか。
聞いていたらなんだかとても楽しそうで、
我が家も新年の運試しと相成りました。


…とはいえ、ガレットデロワなんて作ったことはありません!
調べると、どうやら折り込みのパイ生地に
アーモンドクリームが入ったものらしい。
折り込みパイを作る技術も気力もないし、
かといって冷凍パイシートもなんとなく味気ない…。
しばらく腕組みをして、製菓関連の本をザバザバ広げて
なんとか家にあるもので
「ガレットデロワ風」を作ってみることにしました。


そしてできあがったのが、こちら。
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18センチのタルト型で気軽にできる「ガレットデロワ風」。
お世話になったのは、なかしましほさんの本2冊。
しほさんの本5冊は穴があくほど読み作りを繰り返しているので
頭の中に整理整頓されている自信あり!
というわけなので、
パイ生地は『おやつですよ』の“全粒粉のパイ”レシピで、
アーモンドクリームは『チョコおやつ』の“チョコバナナタルト”から
ココアを抜いて作りました。

王冠はフェーブが当たった人がかぶるもので
金銀の紙製がポピュラーなようですが、当然家にはないので(笑)
型に敷き込んだあとに余ったパイ生地で作って一緒に焼きました。
黄色のボンボンは、我が家で何かと活躍する「ミモザ」
これを焼いた王冠(?)にサインチョコで固定すれば完成です。



さてさて、お昼ご飯のあとにさっそく運試し!
18センチ型なので6等分くらいが適当な大きさですが、
残ったところに入っていてはそれこそ興醒めなので、
ここは大きくても4つ切りで!
そして、息子から好きなところを選んで…いただきます!!
みんなでドキドキしながら食べ進めると、
夫が「あ〜っ!」と。
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フェーブが出てきました!



我が家のフェーブは、こちら。
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なんと、ボタンです。
読谷の「工房いろは」さんの陶器製のボタン。
確か2年前の「やちむん市」で買ったものです。
他にもこんなかわいいものを。
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ペンダントトップにしようかなぁとか、
お裁縫のアクセントにしようかなぁとか、
いつも眺めてはムフムフしているものたちです。
しかし、まさかお菓子に入れることになるとは…。(笑)
でも、フェーブとは“そら豆”という意味だというし、
溶け出したりしなければ
お気に入りのものでいいんじゃないかなぁと。


というわけで、夫が王様!
今年一年、いいことがありますように。
と、王冠を頭に記念写真を撮っていたら、
当然ながらしゃしゃり出てくる人あり…。

冠った!
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と思いきや、
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なんと、食べ始めた!! (笑)


でも、このパイ生地、
折り込みではないのにすごくサクサクしていて
しかもバターも、折り込み生地に比べたら3分の1程度!
レシピを勝手に組み替えてしまったものの
アーモンドクリームとの相性もバッチリで、これもひとえに
しほさんならではの素材の組み合わせの賜物です。
息子はもちろん、娘もパクパクといっぱい食べました。

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しかしながら、残念だったのは、
ガレットデロワならではの模様が上手に出なかったこと…。
たくさん練習して、
いつか美しい太陽模様がつけられますように!




今年初めての試みだった「ガレットデロワ風」。
イベントに翻弄されている感たっぷりですが(笑)
家族みんなでワイワイできて想像以上に楽しかったので、
これから毎年の行事にしようかなぁと思うワタシでした。



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by sakurafood | 2011-01-06 17:36 | 台所にて

細く長く、こつこつと。

気がつけば、大晦日。

中国では大晦日(旧正月の)に家族みんなで
餃子を包んで一家団欒を楽しむと聞いたことがあって、
なんて素敵な風習なんだろう!と、
以前から密かに憧れていました。
ならば我が家は大晦日に沖縄そばを打てばいいのではないか?と、
いつもながらにとんでもない発想を思いつき、(笑)
先日、まずは予行演習と相成りました。


参考にさせていただいたのは、沖縄生麺協同組合さんのレシピ
沖縄そばは中華麺同様、
“かんすい”(または木灰)が入ると思うのですが、
ここでは重曹がその代役のようです。
まずは表面が滑らかになるまで捏ねる…とあって、
普段趣味でパン生地を捏ねるので少々の自信はあったのですが、
生地が思った以上に硬く、ものすごくチカラがいる!


…というわけで、踏むことにしました。しかも息子が。(笑)

突然駆り出された息子。
何のことかもよくわからないままくつ下を履かされ、
イッチニ!イッチニ!! のかけ声とともに、ドシドシと足踏み。
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おかげですぐ滑らかになりました!

それをしばらく寝かせて…伸ばして畳んで…
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切る。
ここで、細いかな!?くらいに切らないと、
茹でると膨らむことがのちに判明!
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それをほぐして、
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茹でて、サラダ油をまぶして完成!
このときそういえば!と、
生前よく沖縄そばを自宅で打っていた叔母が、
麺を扇風機に当てながら広げて冷ましていたのを思い出し、
急きょザルに広げてうちわで扇ぎながら冷ましてみました。
なんだか竹ザルにのせるだけで、急に日本そば風…。
すし飯ではないけれど、広げて冷ましただけなのに、
なんとなく艶っぽくそれらしくなった気が。
500gの粉から、約1kgの沖縄そばができました。

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さっそく出来立てを…と思いながらも
急に思い立って作ってしまったので、
具材を何も用意していなくって
ゆしどうふと錦糸卵を作って「ゆしどうふそば」に。
いやはや、どんなに太麺で不格好でも、打ち立ては打ち立て!
思った以上においしい。

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しかしながら、なにせ1kgもできてしまったので、
当然ながら翌日も沖縄そば…。
大晦日を前にすっかり堪能しきってしまい、
息子に至っては
「このそばじゃなくって…あれ(日本そば)がいい!」と。

そんなわけで、我が家の今年の年越しそばは
まさかまさかの日本そばになる予定です…。




大晦日といえば、こちらも最終日。

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今年の元日に始めた「2010年貯金箱」
後半になると数字に限りが出てきて、
それ通りの金額がちょうどなかったりして、
数日分あわせて千円!などと、ボトルのなかに
野口英世さんが何名か住んでいたりもしますが(笑)
無事最後の一日となりました。
こどもたちがいじり倒して容姿はボコボコですが、
なかみはずっしり!
もはや大人の私でも両手でやっと持てるほど。
「継続はチカラなり」を重みで痛感する大晦日になりました。






【今年を振り返って】

なんといっても、娘が家族に加わったことが一番の出来事。
ふたりの子育ては想像以上にたいへんだけれど、
貯金箱のように日々の小さな積み重ねで
家族の重みがずっしり増えたことは何にも代え難い喜びです。
こどもがべったりと傍らにいるのもあと数年。
自分自身の夢や希望は自分のなかの貯金箱に自己投入して、
今しばらくは「夢見がちなお母さん」を
続けていきたいと思っています。





今年も一年、私のつたないブログに目を通してくださり、
ほんとうにありがとうございました。


皆さまもどうぞよいお年をお迎えください。


sakura.




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by sakurafood | 2010-12-31 01:01 | 台所にて

塩なしチャバッタを焼く

イバノで買ったコッパを噛みしめていたら、
無性にイタリアの塩なしパンを食べたくなりました。

若かりし頃、夫と時間(とお金!)ができてはイタリアへ。
それも行くのは毎回フィレンツェを中心としたトスカーナ州。
食事をするたびにドサッと無造作にテーブルに置かれたパンは
決まって塩の入っていない、なんとも味のないパンでした。
パーネ・トスカーノと呼ばれるそのパンに、
最初こそ「一体なんなんだ、これは!?」と衝撃を受けましたが、
時を重ねるたびにまた食べたくなる不思議。
今思うと、それは日本の米にも似た意味合いなのかもしれません。
パン単体というよりは、料理に寄り添うもの。
現に、郷土料理のパンツァネッラ(パンのサラダ)
リボリータ(パンのスープ)などは塩なしのパンだからこその料理で、
パンに水分を含ませたそれは、
言うなれば日本の雑炊にも似たやさしい味わいなのです。


そんなことをぼんやりと考えていた矢先に、
先月号の『dancyu』のパン特集「心躍るパン」
チャバッタのレシピが出ていたのを思い出しました。
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        *パン特集の雑誌はついつい買ってしまいます。

作られているのは、「ダンディゾン」シェフの木村昌之さん。
見た目がおいしそうなのはもちろんですが、
なにに惹かれたかって“まったく捏ねない”ということ。
なのにバゲットのような
パリッとしたクラストが味わえるなんて〜!

というわけで、さっそく作りました。
塩なしで!(笑)
掲載レシピはもちろん塩あり。
さらには太白胡麻油(胡麻油の記事広告ページです)使用ですが、
我が家にはないのでオリーブオイルを使用しました。

前日の夜に、粉とイーストと水、油をボウルにあわせて
冷蔵庫で一晩寝かせます。
翌朝にはプツプツふっくら!
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これを打ち粉たっぷりでまとめてまとめて。
なにせ水分の多い生地で、
あっちがベタベタ、こっちがベタベタ。
捏ねないかわりに扱いにくい〜!(笑)

ともあれ、いい香りに仕上がりました!
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チャバッタとはイタリア語で“スリッパ”の意味だそう。
私が作るとスリッパというより草履的ではありますが…。

しかしながら、一口食べてびっくり!
クラストはバリッとしているのに、クラムはとっても瑞々しい!
塩が入っていないうえにみずみずしいから、
本当にご飯を食べているような気持ちになります。
と同時に、きゅんとするほどの懐かしさが…。

その平べったいカタチはパニーニにもぴったりなので、
さっそくコッパをスライスして挟むことに。
スライスしてまた驚いた。
こんなに気泡がたっぷり!
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こうして思い出の味は、なんとか完成。
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帰宅の遅い夫にこのコッパパニーニを作り置きしておいたら、
翌朝の食卓に一枚のメモが。

「思い出して涙が出た〜」



それだけでも作った甲斐があったというものです!
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by sakurafood | 2010-11-16 16:42 | 台所にて

シオレモンでモロッコ気分

一ヶ月前のとある日。
スーパーで沖縄県産のレモンを見つけて、
喜び勇んで購入しました。
国産レモンを見つけたら
ぜひ作りたい!と思っていたものがあったのです。

それが、塩レモン(プリザーブドレモン)。
私の愛読料理書のなかの一冊、
柳瀬久美子さんの『おいしい待ち時間 私の保存食』に出ていて、
興味津々でした。
だって表紙になっているくらいですもの!

おいしい待ち時間 私の保存食
柳瀬 久美子
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そんなわけで、購入の翌朝さっそく仕込み。
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秋になって、夏には入らなかった朝陽がキッチンにも。
窓から入る風も気持ちのよいこと。

柳瀬さんの本ではレモンは切り落とさずに
十字に切り込みを入れるのですが、
瓶の大きさや漬けるレモン汁の効率も考えて
私はくし切りの方法にしてしまいました。
(“プリザーブドレモン”で検索をかけると作り方もいろいろです!)
あとはレモンに塩をすり込んで、
さらに用意したレモン汁に漬けこみます。


あとはぎゅうぎゅうに詰め込んで
1ヶ月ほど置けば完成です。
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そして、ワクワクと迎えた1ヶ月後。
同じく柳瀬さんの本に出ているモロッコ料理の
「鶏肉とグリーンオリーブのタジン」を作ります。
材料には、この塩レモンをはじめ、カタカナスパイスがいっぱい!
久しぶりに買い物メモをつくったほど。(笑)

休日の夜、材料を指差し確認して調理スタート。
材料はたくさんありますが、調理法はいたってシンプル。
まずは鶏肉に塩レモン汁をもみ込んでマリネ。
塩レモン汁はとろりとしていて、
思った以上に酸っぱくなくってびっくり!
あとはタジン鍋(我が家はないので土鍋)に
次々材料を重ねてフタをしてじっくり蒸し煮にするだけ。

写真は重ねた状態。
普段はあまり使うことのない香辛料が色々かかっています。
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鶏肉は骨付きもも肉ということでしたが
適当なものが見つからなかったので、
鶏肉コーナーでちょこんと鎮座していた県産丸鶏一羽を。
一羽といっても小さめなので、6〜700円ほどでした。


途中で投入する塩レモンのスライスやオリーブ、
そしてラムレーズン(!)も用意しておきます。

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すでに部屋は異国の香りでいっぱい。
ドキドキ、わくわく。
フタをしてあとは待つだけ。


1時間後、ついに完成!
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グツグツ煮込まれて、とても魅惑的なにおい。
そして、一口食べて「?」 二口食べて「!?」
三口目にしてようやく「お、おいしいー!」となりました。
まったく味の想像ができないゆえ、
“おいしさ急便”がなかなか脳まで届かず
“疑い急便”が先に届く哀しさよ…。

レモンがとてもまろやかに香って、なんともいえない爽やかさ!
生のレモンではこの味にならない、というのが頷けます。

その後も、夫とうんうん言いながら食べ進め、
「世の中にはおいしくて知らないたべものがまだまだあるね〜」と
すっかり遠い目、旅気分。
材料を揃えるのにあーでもないこーでもないとなりましたが
モロッコに旅をしたと思えば安いものです。(笑)

ちなみに今回のお勉強…

「エシャロット」と「エシャレット」はまったくの別モノ!




塩レモン。
今回はお試しにレモン2個分しか作りませんでしたが、
これはとてもすてきな調味料。
他にも色々な料理に応用できそうなので
ぜひ次回は倍量で作って楽しみたいと思っています。
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by sakurafood | 2010-11-11 16:22 | 台所にて

クルミ割り男

いつもの野菜農家さんから、
今回は「山くるみ」なるものが届きました。


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栗よりもさらに頑固そうな風貌。
さてどうするか…と腕組みをしても何も閃かないので、
さっそく検索をかけてみる。
山くるみは鬼胡桃とも呼ばれるらしく、
やはり鬼のように殻が硬いのが特徴らしい。
水に数日浸けて炙って…と
気の遠くなりそうな割り方もあったけれど、
なにせ写真ほどの両手に収まる量だったのと、
ちょうど友人が泊まりに来ていて
男手が3人あったので(37歳2人と2歳1人!)
この際なんとかしてしまいたい!というわけで
いきなりフライパンで炙ってみました。

しばらくすると殻に少しだけ隙間が開いてきて、
なんとなく全体がカラッとして少し軽くなった。
「あ、割れそう」という雰囲気を醸し出し始めたので、
デッキで金づちとペンチを片手に待ち構える男性陣にパス。

この日はひどく蒸し暑くって、秋とはほど遠い気候。
娘とともに窓越しに眺めていると、
いつのまにやら手にした道具は金づちからつまようじに変わり、
汗を流しながらチマチマと中身を取り出す3人の姿が…。
「きつい」「こまかい」「きちょう」という、
ある意味3Kな労働、おつかれさまでした!


というわけで、クルミ割り男たちの仕事の成果は…

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たったこれだけ!?(笑)
しかも市販のクルミとはほど遠い“クランチ”状態。
それでもなんとか皆でクルミ感を味わいたかったので、
思い切ってミルサーにかけてパウダー状にし、
味噌と砂糖を混ぜて「くるみ味噌」を作ってみました。

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おぉ!これなら、なんとかクルミ感が伝わる!

そしてひと舐めして、あ!と思いついて、
くるみと一緒に到着した野菜のなかから、「唐の芋」をチョイス。
とても大きい親芋と、コロコロかわいい子芋。
里芋の一種のようです。
親芋はどことなく沖縄の里芋「ちんぬく」に似ています。
ということは、じゅーしーにしたらおいしそうだなぁ。
農家さんからも、
「親芋は煮物などに、
子芋はふかして手で剥きながら醤油や味噌をつけて食べる」と
アドバイスをいただいていたので、
子芋をふかして、くるみ味噌とともに。

ときどき、ガツッ!とクルミの殻らしきものが歯に当たり、
アウッ!となるのもご愛嬌!?
友人にとっては、無花果に続き
またしても苦い思い出になってしまったかもしれませんが…
なにはともあれ、楽しくいただきました。

それがいちばんたいせつ!


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by sakurafood | 2010-10-31 16:15 | 台所にて

秋の味覚:秋刀魚[さんま]

少し前まで、今年は例年にない不漁と
ニュースで言われていた秋刀魚。
近頃はだいぶ落ち着いたようで、
スーパーでも値段は例年並みです。
とはいえ、じつは今年はあまり秋刀魚に興味なし!

というのも、自宅をリフォームして
初めての秋を迎えているわけですが、
新しいキッチンには魚焼きグリルを取り付けなかったのです。
理由はすごく単純で、「ほとんど使わないから」。
“焼き魚”という一つの料理のために
あんなに場所をとる調理器具なんて!という、
ひねくれた理由も含めて…。

というわけで、我が家のガス台まわりは単純明快で
すっきり気持ちのよいものになりました。
掃除が苦手な私には、いっそ
“何もない”ほうが向いているみたいです。

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と、そんなところへ
先日、友達が秋刀魚の生姜煮を持ってきてくれました。
あまりに美味しくて作り方を聞くと、圧力鍋で煮た、と。
そっかぁ、そうだよなぁ。
頭のカタい私は、秋刀魚は焼くものと思い込んでいたけれど
煮ればいいんだ!
と、翌日さっそくスーパーに行って
今まで通り抜けていた秋刀魚コーナーへ。

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三陸沖の秋刀魚、とのこと。
ピッカピカ具合は、まさに刀のよう!

これを、我が家の家宝(?)の「活力なべ」で
シュッシュッシュッ!!
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今は、鍋のデザインがリニューアルされています。
が、私は以前のこのデザインが素朴でお気に入りです♪



活力なべとは、新聞の折り込みチラシでよく入る、
あの怪しい(!?)鍋、と言えばピンとくるかと。
私も購入する数年前まではそうでした。
でも、調べれば調べるほどあまり悪い噂を聞かず
むしろ愛用している人がいっぱいで、
当時、圧力鍋を持っていなかった私は
迷うことなくこれに決めたのでした。
大きさも、大と小がありますが、
日々使うのに億劫でない小さいサイズがおすすめです。
気になる方はぜひぜひ調べてみてください。
カレーやスープ、玄米ご飯などなど
とにもかくにも我が家では日々大活躍のお鍋です。


そんなお鍋で、シュルシュルと15分。
骨まで柔らかい(むしろ骨なんてあるの!?というくらい!)
秋刀魚の生姜煮の完成!
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お世話になったレシピは、こちら
お酢のおかげで脂ののった秋刀魚もさっぱりいただけます。
あまりに気に入りすぎて、再度6尾で作ったほど!
煮汁の量はレシピのままでOKでした。
*kaerururuさん、ごちそうさまでした!


そんなわけで、魚焼きグリルなくとも
無事我が家の秋の食卓に舞い戻った秋刀魚でした。

めでたし、めでたし。
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by sakurafood | 2010-10-21 16:24 | 台所にて

くずもちヨーグルト!?

お友達から「ヨーグルトの種」なるものをいただきました。

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コトンとやってきた、一つの瓶。
小さいのに、妙に芯の通った存在感。
お友達も分けてもらったというから、
たぶんいろんな家を渡って、そして海まで渡って、
沖縄の我が家にやってきた。

はて、どうやって?と友達に聞くと、
牛乳500mlに大さじ2くらい混ぜて
ティッシュをかぶせて一晩放っておけばオッケー!とのこと。
寝ているあいだに容器のなかでいったい何が起きるのか…
想像するだけでドキドキして、
これはちゃんと見届けないと!と、徹夜で見守ることに。



…といきたいところでしたが、到底身体がもたないので、
朝から作って見守ることにしました。

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1リットル(いや正確に言うと、沖縄は946リットルですが)に
大さじ4杯(いや正確に言うと、いただいた瓶分全量)を入れて
グルグル混ぜて、放置。
3時間くらいしても特に変化なし。
匂いはヨーグルトだけど、まだ液体のまま。
その間にお昼ご飯を済ませて、洗いものをして…とする間に
ありゃりゃいけない!すっかり忘れていた!
そして気づいた頃(夕方)には牛乳はすっかり固体に…。
結局、途中経過はティッシュのベールに包まれたままですが、
火にもかけず手もかけずにヨーグルトができることに感動!

そして、一口食べてまた感動!
この“のび〜る”感じと、モチモチした食感は何だ!?

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究極に柔らかいくずもち、というか…。
ならば合わないわけがない、この組み合わせ!

黒蜜+きなこ!!

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いやはや、この組み合わせは絶妙な美味しさです。
ジャムやフルーツも試したけれど、
やっぱりモッチモチ食感のカスピ海ヨーグルト(だと思う…)には、
このトッピングが今のところ一番です。

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ちなみに、黒蜜は以前にも書いたことのある「レンジ黒蜜」。
黒糖とザラメと水を同量あわせて、
レンジでチン(50mlで2分が目安)するだけです。




その後、増やし方の効率を考えながら継ぎ足していますが、
牛乳パックでそのまま作るのがやっぱり衛生的でらくちん!
できあがったら、まず最初に次回用の種を瓶に取り置いてから
それぞれ冷蔵庫へ。
種のほうはすぐ継がなくても、瓶さえ消毒しておけば
1ヶ月くらいは持つようです。


ちなみに、開いちゃったフタは
最初マスキングテープで貼っていたのですが、
テープにヨーグルトがくっついちゃって
冷蔵庫のなかですぐ開いてしまうので、今は男前に輪ゴムで!

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食い込む輪ゴムに、いつ切れるかドキドキする毎日です。
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by sakurafood | 2010-10-16 17:45 | 台所にて

秋の味覚:栗 [くり]

秋の味覚シリーズ、第2弾。
誰もが認める代表格ではないでしょうか。

栗。
無花果といっしょにたっぷり入っていました。
普通に入れてもおもしろくないからと、
イガイガつきのものまで!

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大人になってイガイガつきの栗を触ったのは
もしかしたら初めてかも。
トングを両手にデッキで格闘!
触って初めて気づいたけれど、
このイガイガが思った以上にふっかふかだったこと!
まるで真綿に包まれた赤ちゃんのようでした。
それにしても、栗ってすごい防備。
そしてそんな難関を乗り越えてまで
栗のなかに入る虫ってすごく強者だ…としみじみ思います。
(今回の栗には入っていませんでした♪)

しかしながらうれしい反面、栗って下処理がたいへんです。
基本的に面倒な料理こそ燃えるタイプなので
「よーっし!」となれば楽しいけれど、
いかんせん今はそれだけ集中できる時間があまりなく。
包丁片手に、娘に「そっちはダメよ〜!」と行きかけ、
息子に「お母さん、ホーチョーアブナイ!」と注意される始末…。
スミマセン。

それでも今年はなんとかラクしたい〜!と思い、
かねてから気になっていた圧力鍋を使った皮剥きに挑戦。
レシピはこちらを参考にさせていただきました。
*おから星人さん、ありがとうございました♪

十字に切り込みを入れて栗と水を入れて、高圧5分。
たったそれだけ。
なのに、切り込みを入れるときにグサッ!っと。
そこを気をつければ、あとはとってもかんたんです。
フタを開けたら、花が咲いたみたいに
切り込みが開いて感動。

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あとは、みかんの皮を剥くように皮を剥くだけです。

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でも一つ、今回試してみてわかったことは、
鍋に入れたとき栗が水に浸かってないとダメ、ということ。
浸かってなかった上の方の栗はとっても剥きにくかった。
ちゃんとレシピ通りにしないとダメですね…反省!
来年こそは。



というわけで、ゼーゼー言いながら無事(?)終了。
半分は、栗と舞茸の炊き込みご飯に。
そしてもう半分は、うまく剥けなかった栗を含め
マロンクリームにしました。

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これまた、とっても簡単で感嘆!
参考にさせていただいたレシピはこちら
*Salaさん、ありがとうございました♪
私は栗をつぶさず塊のまま入れて、
砂糖が溶けたらブレンダーでがががーっと。

私はこれで。
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びっくりするくらいあっという間にできました。
豆乳使用なのに全然豆乳臭くなくって、
むしろとっても濃厚な味わいに感動してしまいました。
レシピの倍量作って、ジャム瓶2本分も!

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買おうと思うと高級なマロンクリームが
こんなかんたんにできてしまうとは…。
しかも正真正銘の“和栗”使用。
ぜいたくぜいたく。

さてさて、何を作ろうか。
考えるだけで一週間はニンマリ過ごせてしまう怪しい私です。
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by sakurafood | 2010-10-11 14:24 | 台所にて